良いモノを安く買い、低い金利でローンを組む。病気になったら病院に行く。当たり前の日常生活が、実は日本経済の足かせになっています。わたしたちにとって普通のことは、おかしなこと? どうしたらいいの? こんな日本経済の謎、「ナゾノミクス」を取り上げた連載の全回をまとめました。連載中に読み逃した方は、この機会にご一読ください。自分の身の回りから、経済を考える気づきが得られるはずです。
「これから安くなるから、今は買わない」。セール開始を待つこの気持ちに日本経済が苦しむデフレの構図が潜んでいます。
花粉症の薬をドラッグストアで買うと1錠165円。でも同成分の薬を病院で処方してもらうと36円。おかしいと感じませんか?
借りる側には金利は低いほうがお得。でもお金を銀行に預けても利息はほとんどつかず、ATMの手数料がかかるばかりです。
今、日本の多くの企業が「働き方改革」を進めています。今の働き方の何が問題で、どう変えようとしているのでしょうか?
日本経済を人間に見立て、高齢化などを理由に「成長」を諦める考え方があります。未来を担う世代も、それでいいですか?