
スマートフォン(高機能携帯電話)を使いニュースを短時間で選別、インターネットに氾濫する無数の情報の真偽を確認、趣味や文化の新たな知見を得る――。日本経済新聞 電子版は、多様なネット端末や情報があふれる現在の羅針盤になっています。各界で活躍する情報活用の「達人」たちはこの電子版をどのように使いこなしているのか、利用術を聞いてみました。
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最近、スマートフォンを使い始め、日経電子版を読んでいます。それまで通勤時間には日経新聞を熟読していました。混雑した電車の中で新聞を広げるのはなかなか大変だったのですが、スマートフォンは手のひらに収まり、そんな心配はいりません。
日経電子版の良さの一つは、情報の選択のしやすさにあると思います。新聞には様々な情報が載っていますが、すみずみまで目を通さないと自分にとって必要な情報を得られません。電子版なら、見出しを見ながら次々に記事を検索できるので、短時間で必要な記事を選択できます。リアルタイムで情報が更新されるのも魅力ですね。
新聞の場合は一面トップの記事に始まり、ニュース価値に応じて記事の扱いに大きな違いが見られます。新聞社がどのニュースに価値を見いだして報じているのかを知ることは、引き続き大きな意味がありますが、それだけでは不十分です。新聞社の判断をうのみにするのではなく、自らの尺度をもとにニュースを選んでいく姿勢も必要でしょう。電子版はその有力な手段となり得ます。
日経電子版に期待するのは、世界の動きを鋭くとらえた記事です。例えば環太平洋経済連携協定(TPP)問題。日本の産業界の主張をとりあげるだけではなく、米国と中国の覇権争いなど大局観をもった記事をこれまで以上に流してほしいですね。電子版には英フィナンシャル・タイムズの記事が掲載されていますが、ユーロ危機やオリンパスの経営問題などを幅広い視野でとらえた記事が多く、参考にしています。
電子版だけの独自記事も楽しみにしています。東日本大震災の後、被災地出身の経営者を対象にした電子版のコラム「いま被災地に伝えたい」には、福島県出身の私のメッセージも掲載されました。各方面から反響があり、被災地への支援の輪が広がりました。
人間の生活はバーチャルとリアルの両面がないと成り立ちません。日経新聞と電子版はうまく補完し合っているのではないでしょうか。
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野田政権の組閣があった2011年9月2日、地方への移動中に電子版の速報メールで次々決まる閣僚のニュースを受け取りました。大学時代に民主党議員の下でインターンシップをした経験があり、気になっていたのでうれしかったです。飛行機から降りると新政権の全容がすでに判明していて、その情報の速さには驚きました。
電子版は携帯電話で見ることが多いのですが、手のひらサイズで気になったときにすぐ見られるところに便利さを感じます。紙面だと見落としてしまう記事も、検索機能で調べられる。稽古や移動で毎日、決まった時間に新聞を読めない私にはありがたいですね。
紙面には載っていない演劇や映画の記事が豊富なので、仕事にも役立っています。10代の頃、7年ほどタイで暮らした私には海外ニュースも気になるところ。「アジアBiz新潮流」など、アジアの国々に焦点をあてた連載はよく読みます。最近のお気に入りはライフコーナーの「3つ星スイーツ」。スイーツ好きとしては見逃せません。
実は以前、日経は経済や政治など硬い記事が多くて近寄りがたいイメージを持っていました。でも、電子版を読み始めてすっかり印象が変わりました。日経って案外、身近だったんだなって。
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昨年の夏、米アップルの端末「iPad(アイパッド)」購入を機に日経電子版を使い始めました。現在はロンドン五輪を目指し、米国のサンディエゴを本拠地にトレーニングを続けています。電子版は、近くのカフェでよくチェックします。地元の人も5~6割がiPadなどで新聞を読んでいます。
移住して3年弱。米国で暮らしていると、徐々に自分が知っている日本と、現実の日本がずれてきます。かつては日経新聞を紙で購読していましたが、米国に移住してからはパソコンで毎朝、紙面ビューワーを見て、最新の情報を得るようにしています。海外にいても、指先で日本に触れられるのです。こうして「日本の空気」を簡単に感じられることは、海外に住む人間にとり貴重なのです。例えば、米ニューヨーク・タイムズの電子版なども読みますが、日本語でニュースの背景を読むことで理解が深まります。
父親が新聞社に勤めていたこともあり、「人が何を伝え、それをどう判断するか」を常に気に留めています。自分自身もツイッターや交流サイト(SNS)のフェイスブックを使いますが、フォローしている人のつぶやきからニュースを知ることもあります。既存メディアと新しいメディアがどのような形になっていくか興味を抱きます。ネット上では、個人が発信した不確かな情報も入り混じる。その中で、信用する媒体で事実関係やニュースの背景を常に確認しています。電子版には確かな情報を今後も報道してほしいです。
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一流経営者が政治・経済や社会について語るビジネスリーダーの人気コラム「経営者ブログ」では、1月6日から槍田松瑩・三井物産会長の連載が始まります。世界のエネルギー問題やこれからのリーダー像、学生や就職活動のあり方などについて独自の考えを披露する予定です。企業経営者やビジネスパーソン、就職を目指す学生など幅広い読者に役立つヒントがあります。ご期待ください。「経営者ブログ」では永守重信・日本電産社長、鈴木幸一・IIJ社長、西川善文・三井住友銀行顧問などのブログも好評連載中です。
ライフコーナーでは、2月から青山学院大学の福岡伸一教授のコラムがスタートします。ベストセラーとなった「生物と無生物のあいだ」などの著書で知られる福岡教授は、分子生物学が専門。連載では「科学と芸術」をテーマに、科学者の目から見た芸術のあり方、科学と文化や社会の関係性などについて分野を超え、縦横無尽に考えます。読者の方々からのご意見も募集する予定です。
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